この感覚について
初対面なのにずっと昔から知ってるような
感覚になることが人生の中で何回かある。
それはたとえ生きている人でも死んでいる人でも関係はない。
例えば親友のハルもその感覚を与えてくれたし
恩地孝四郎さんもその感覚を与えてくれた。
そしてもう一人、僕にその感覚を与えてくれる子を見つけた。
もうどうしたらいいのか分からない
こんなこと考えている暇なんてないという
くらい忙しくするのがいいんだと思う。
今これを考えることができているということは忙しくないのだ。忙しかったら恋なんてできないのだ。そんなことを教えてもらった。
そして、この心が沸き立つ感覚は
あの子が夢に出てきた日の漣の海よりも
荒々しいが、確かに同じ属種なのだと思う。
この力を製作に向けるべきなのである。
彼女を作る微細な光と小さいけど綺麗な図形、線状に走る光がもう頭から離れない
どうにかしてくれ。
僕を地上へ返してくれ。
強すぎるムチの後に
甘すぎるアメをもらうと
地上へ帰ってこれない。
1番いいのは通常だ。
揺らがない漣。