shitemo’s diary

asd.adhdでIQ148の日記

夢が破れた時

 

今思えば自分が馬鹿だったんじゃないかと思う。後先のことは考えずにとにかく面白そうだったし、何よりも全てを信じていたからである。

 

この話の始まりは一年前の6月のあるメールがきっかけだった。

 

『事務所に来ないか。』

 

その事務所が作る作品は国際的にも有名で

大変だと分かっていながらも、自分に声をかけてくれたこと、経験を積んでみたかったことなど、自分の思想と共感する部分は沢山あって

自分の人生を後悔しないように戦いにいった。

 

事務所に行くまで2ヶ月ほど数奇屋建築のディテールの勉強を手描きでしていた。分からなかったことがある程度分かるようになり、自分としても行ってみる前から出来ることが増えた気がした。

 

事務所にとりあえず来てくれと言われ

色々試したが、給料が8万円しかもらえなくて12万円ないと生活が出来ないことが

発覚したから帰ってきた。

自分の能力を安売りすることはできないし

希望に満ちたものづくりをしている人が

絶望しかない世界で作っているのが

自分には耐えられなかった。

ある意味でその生の執着に関して言えば

とてつもないことがあった。

それが作品作りなんだと思った。

 

帰った時、家族や友達が親身になってくれて

2日間くらい大号泣した。

人間の優しさを知った。

生きてることの感動を覚えた。

 

すごい努力したけど

無理だったからこれからどうしようかなと

思っています。

頑張って生きていかないと。